二重窓(内窓)は、今ある窓はそのままに、その窓の内側にもう1つの窓を取り付け、それぞれが開閉できる「二重構造の窓」を意味します。
外窓と内窓の間にできる空気層によって、室外の温度変化の影響を室内に伝えにくくしており、室内の断熱性や保温性を高め、防音や結露を軽減する効果もあります。
この記事では、二重窓・内窓を検討されている方に向けて、メリット・デメリットや効果、窓ガラスの種類まで解説していきます。
最後には、補助金に関する情報も掲載しています。ぜひ最後まで、ご覧ください。
二重窓・内窓で後悔した事例9選!失敗しないポイントまで徹底解説
二重窓・内窓とは?

二重窓とは、今ある窓はそのままに、その窓の内側にもう1つの窓を取り付け、それぞれが開閉できる「二重構造の窓」を意味します。
すでにある窓の内側に、もう1つの窓ガラスと窓枠(サッシ)も取り付けることから、「内窓」や「二重サッシ」とも呼ばれます。
二重窓・内窓の仕組み

二重窓(内窓)の仕組みは、外窓と内窓の間にできる空気層によって、室外の温度変化の影響を室内に伝えにくくする構造になっています。
また、室外の音や振動を室内に伝えにくくするため、防音の効果も期待できる仕組みになっています。
二重窓・内窓がおすすめな方
二重窓(内窓)は、下記のようなお悩みを解決するのに、おすすめです。
- 冬、暖房をつけても温かくない。
- 部屋がとても寒く、なかなか温まらない。
- 窓からの隙間風を感じる。
- 今ある窓がアルミサッシで断熱性が低い。
- 夏、冷房の効きが良くない。
- 光熱費が高くなった。
- 浴室でのヒートショックが心配。
- 冬、窓が結露でびしょびしょになる。
- 結露のせいでカビが発生した。
- 窓から入る紫外線で、家具が日焼けしている。
- 夏、日射しで室内が暑くなりすぎる。
- 近隣の騒音がうるさく、気になる。
- 交通量の多い道路沿いに住んでいる。
- 車や電車の音がうるさく、夜も眠れない。
- ピアノの音が外に出ないようにしたい。
- 赤ちゃんの泣き声が、近所に響かないようにしたい。
- 部屋で飼っている犬の鳴き声が大きい。
- 空き巣が怖い。
- 泥棒の侵入を防ぎたい。
二重窓・内窓のメリット4つ

二重窓(内窓)のメリットは、4つあります。
家計や住空間、環境にも優しい二重窓(内窓)の効果も合わせて解説していきます。
二重窓・内窓のメリット①断熱でエコ・光熱費の節約に
二重窓(内窓)は、外窓と内窓の間にできる「空気層」が断熱材の役割を果たすことで、断熱性能を高めます。
外窓と内窓の間にできる空気層は、室外の温度変化の影響を室内に伝えにくくするため、夏は涼しく、冬は暖かさを維持できる快適なお部屋で過ごせるようになります。
二重窓(内窓)は、北海道・東北地方などの寒冷地域で、凍ってしまう窓の対策として採用されてきた工事方法です。
二重窓・内窓のメリット②結露軽減で清潔
二重窓(内窓)は、室内の結露を大幅に減らす効果があります。
結露は、室外と室内の温度差が原因で発生します。
二重窓(内窓)を設置することによって、外窓と内窓の間に空気層が生まれ、室外の温度変化の影響を室内に伝えにくくします。結果、結露の発生を抑制するだけでなく、水染みやカビ発生も大幅に減らすことができます。
二重窓・内窓のメリット③防音・遮音で静か
二重窓(内窓)を設置することで、室外の音・振動が室内へと伝わりにくくなり、防音効果を高めます。
元々、窓ガラスは、壁や屋根と比較して、防音性能が低い建材です。そのため、車の通行音や通行人の話し声など、室外の音のほとんどは窓ガラスから室内に伝わってきます。
これによって、より快適で静かな住環境で、生活することができます。
あとで後悔しないように、プロに依頼するようにしましょう。
二重窓・内窓のメリット④防犯で安心
二重窓(内窓)を設置することで、ガラスは二重に、クレセント錠も二重になり防犯効果を高めます。
空き巣や泥棒などが侵入しようとすると、窓ガラスを2枚割るか、鍵を2つあけなければなりません。
また、二重窓(内窓)に採用するガラスを防犯対策向けのガラスにすることで、さらに防犯効果を高めます。
二重窓・内窓のデメリット2つ
二重窓(内窓)のメリットは大きな効果をもたらしますが、小さいながらデメリットもあります。
①開け閉め・掃除の手間が増える
二重窓(内窓)は、窓が2つになるため、窓の開け閉めや、窓ガラス・サッシ枠の掃除も手間が増えます。
部屋の換気時や、洗濯物の出し入れなどで窓の開け閉めを2回行うようになります。
二重窓を設置したばかりの時期は、窓と窓の間の掃除がしにくいことや、外窓の室内側に発生してしまった結露の掃除をとても面倒に感じることもあるかもしれません。
②費用が高い
二重窓(内窓)の設置は、断熱や防音の効果を十分にするために家全体・階単位・部屋全体で行うことが基本です。
家にあるすべての窓を二重窓(内窓)にすると、思った以上に費用が高かったと感じるかもしれません。
複層ガラスにすることで、単板ガラスや断熱フィルムなどと比較して費用が高くなります。
▶︎内窓をお得に設置できる補助金
二重窓・内窓で後悔しないポイント
二重窓(内窓)を設置した後に後悔しないために事前に知っておくべきポイントを2つ紹介します。
①デメリットを把握しておく
二重窓(内窓)にもデメリットはあります。
- 価格が高い
- 掃除がしにくい
- 開け閉めが面倒
- 設置できない形状の窓がある。
価格と形状については、設置した後には気にならないと思います。
掃除と開け閉めについては、日々の生活の中で、気になるシーンがもしかしたらくるかもしれません。
あとで後悔しないためにも、事前にデメリットを把握しておき、これらのデメリット以上のメリットを感じられる場合は、二重窓(内窓)を設置することをおすすめいたします。
②効果別でガラスを選ぶ
二重窓(内窓)は、ガラスの種類によって、得られる効果が異なります。
- 断熱性能の高いガラス
- 結露を軽減するガラス
- 防音効果が高いガラス
- 防犯性能が高いガラス
- 省エネ効果が高いガラス
あとで後悔しないためにも、今抱えている悩みや問題を解決できる効果があるガラス選びが重要になります。
二重窓・内窓ガラスの選び方
二重窓(内窓)は、設置する窓ガラスの種類によって、得られる効果が異なります。
ここでは、ガラスの種類を効果別に紹介していきます。ガラス選びの参考にしてください。
価格重視の「単板ガラス(1枚ガラス)」
単板ガラスは、1枚のガラスだけでつくられた窓ガラスです。
ガラス自体が薄く(3mm~6mm程度)軽量です。価格も安いため、予算の上限が決まっている場合は、お求めやすいことが特徴です。
二重窓にすることによる、断熱・結露軽減・防音・防犯などの効果は期待できるものの、ガラス自体の効果においては単板ガラスではなく、複数構造のガラスの方が高い効果を期待できます。
断熱重視「複層ガラス(ペアガラス)」
複層ガラスとは、2枚のガラスが一体化したガラスを意味します。2枚で1つのガラスになる構造からペアガラスと呼ばれることもあります。
新築戸建などでは、よく利用されているガラスで、2枚のガラスの間にできる空気層によって、断熱効果を発揮します。
中には、ガラスとガラスの間に、乾燥空気やガスが入っているタイプなどもあります。
日射防止重視「遮熱型Low-E複層ガラス」
遮熱型Low-E複層ガラスとは、複層ガラスのなかでも、遮熱性能が高い窓ガラスを意味します。
赤外線を反射する特殊な金属膜がコーティングされているため、日射熱の侵入を大幅にカットすることができます。
また、日差しの熱が部屋に入りにくくなるため、紫外線による家具やカーペットの色落ちなども防ぐことができます。
- 日射の強い地域
- 西向きの窓
- 夏の暑さ対策を重視
室温維持重視「断熱型Low-E複層ガラス」
断熱型Low-E複層ガラスとは、複層ガラスのなかでも、断熱性能が高い窓ガラスを意味します。
赤外線を反射する特殊な金属膜がコーティングされていますが、太陽光を積極的に取り入れつつ、室内の熱を逃がさない設計がされています。
冷暖房の効きが良くなることで、光熱費の節約にもつながります。
- 寒冷地域
- 冬の寒さ対策を重視
防音重視「合わせガラス」
合わせガラスは、2枚のガラスの間に防音フィルムが挟み込まれており、防音性能が高い窓ガラスを意味します。
防音フィルムによって、空気の振動や共鳴を防ぎ、低音から高音まで幅広い音を伝わりにくくします。車や電車、飛行機、犬の鳴き声など、騒音を防ぎたい場合に最適です。
ただ、構造自体は、複層ガラスよりも単板ガラスに近いため、断熱性においては、あまり高い効果は期待できません。
断熱最高クラス「真空ガラス」
真空ガラスは、2枚のガラスの間にある真空層によって、断熱・結露軽減・防音・防犯において高い効果を期待できる窓ガラスを意味します。
魔法瓶と同じように、中間層が真空状態になっていることによって、熱の対流や伝導がほとんど起きない構造になっています。
二重窓(内窓)の窓ガラスにおいては性能が高く、とても効果的なガラスです。
二重窓・内窓を設置できる条件
二重窓(内窓)を設置できる条件として、今ある外側の窓が室内に干渉しないことがあげられます。
例えば、手前に引くタイプの内倒し窓に二重窓(内窓)を取り付けると、開け閉めができなくなります。そのため、二重窓(内窓)の設置には適しません。
また、既存窓が天窓・上げ下げ窓・ルーバー窓など特殊窓の場合、調査の上判断になり、同じ形での施工でない場合も考えられます。例えば、上げ下げタイプの既存窓に、開き窓の対応の内窓を取り付けることもあります。
二重窓(内窓)は、基本的に左右に開け閉めするタイプの窓に設置することが条件となります。
二重窓・内窓の設置に必要なこと
二重窓(内窓)の設置には、窓枠(サッシ)を取り付ける必要があります。
このように設置する上で必要なことは、事前に検討する必要があります。
二重窓・内窓の設置で撤去移動が必要な干渉物
二重窓(内窓)の設置を検討している箇所でも、撤去・移動が必要になる場合があります。
カーテンレール・カーテンボックス
二重窓(内窓)を設置する箇所に、カーテンレールやカーテンボックスがある場合、撤去や移動する必要があります。
カーテンレールは一部を外し、内窓を設置するためのサッシ枠を追加します。
ブラインド・手すり
二重窓(内窓)を設置する箇所にある、ブラインドや手すりなども、内窓設置時には一時撤去する必要があります。
改めて設置する場合は、内窓設置用に取り付ける「ふかし枠」に設置する必要があるため、あらかじめ設置後のイメージをしておくことも必要になります。
二重窓・内窓の施工時間
二重窓(内窓)の施工は、今ある窓の内側に新しい窓を設置するだけで完了するため、早い場合は1窓30~60分で完成します。
施工の順番は下記の流れです。
- 窓枠(サッシ)の取り付け
- 窓ガラスのはめ込み
二重窓・内窓の施工までの流れ
二重窓(内窓)のリフォームを依頼する場合、お問い合わせから施工完了までの期間は1〜2ヶ月ほどになります。
1:お問合せ
ウェブサイトの無料相談フォームから、問い合わせます。LINE・電話・メールでのやり取りで、ご自宅へ伺う調査日を確定します。
2:現場調査
ご自宅へお伺いし、お悩みやご要望をヒヤリングしながら、窓の状態や数、断熱性能などを確認します。
3:概算見積もりの提出
1週間ほどで、内窓施工の概算見積もりをご提出いたします。合わせて、補助金の試算も行います。
4:本採寸の実施
概算見積もりをご確認いただき、施工のご依頼をいただきましたら、窓の本採寸を実施いたします。窓の仕様についても決定いたします。
5:本見積もり・本契約
本見積もりをご確認いただき、契約を締結します。施工実施日の日程も調整します。
6:施工
内窓の取り付けを実施します。
7:お支払い
施工完了後、工事代金のお支払いとなります。補助金の手続きについては、お支払い後に申請を進めていきます。
このような流れで、内窓リフォームは実施されます。お問い合わせから施工完了までの期間は、1〜2ヶ月程度となり、補助金は所定の期間を経て手続きが行われます。
二重窓・内窓の費用相場
二重窓(内窓)の費用は、ガラスの種類・サイズ・設置場所・施工方法によっても異なります。
一般的には、窓が大きい場合や、断熱性・防音性の高いガラスの場合には、価格も上がっていきます。
本体価格+施工費の相場は、下記の通りです。
内窓の種類 | ガラスの種類 | サイズ | 費用 |
---|---|---|---|
開き窓 | Low-E複層ガラス | 310mm~1160mm | 約30,000円 |
引違い窓(2枚) | Low-E複層ガラス | 749mm~880mm | 約36,000円 |
引違い窓(2枚) | 一層複層ガラス | 570mm~840mm | 約27,000円 |
引違い窓(2枚) | 一層複層ガラス | 1610mm~1800mm | 約70,000円 |
これは、あくまで1か所を二重窓にする際の価格になります。施工費も含めた価格は、施工会社によっても異なるため、まずはお近くのリフォーム会社にご相談ください。
二重窓・内窓の補助金
二重窓(内窓)は、CO2排出削減のため、国や自治体が窓の断熱リフォームを推奨しており、補助金や助成金を利用できる可能性があります。
- 既存住宅における断熱リフォーム支援事業
- 先進的窓リノベ2024事業
- 子育てエコホーム支援事業があります。
また国の補助金とは別に、各自治体にも二重窓へのリフォームを推進する補助金や助成金の事業があります。
つくる。工務店は補助金の支援事業者
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ご提案にご納得いただいた上で、施工を実施してまいりますので、まずはお気軽にご相談ください。