「出窓に内窓を後付けして、二重窓にしてみたい!」というご依頼をよくいただきます。
出窓はガラス面の面積が大きいため、通常の窓と比べ、部屋の明るさを確保する採光性能が高い反面、外気温の影響を受けやすいため、断熱性能が低くなっています。
二重窓にすることで、外窓と内窓の間にできる空気層ができ、温度変化の影響を室内に伝えにくくします。結果的に、室内の断熱性や保温性を高め、防音や結露を軽減する効果が期待できます。
この記事では、出窓の内窓(二重窓)で断熱リフォームを検討されている方に向けて、リフォーム事例を解説していきます。
二重窓・内窓で後悔しないよう、ぜひ最後までご覧ください。
二重窓・内窓とは?メリット・デメリットや効果、窓ガラスの種類まで徹底解説
出窓の特徴
出窓は、家の外観や室内を美しく彩ってくれる魅力的な窓です。
家を外から見た時には、重厚感のある上品な建物に見せてくれ、室内から見たときには実用的なインテリアスペースとして部屋を飾ってくれます。
多くの家で採用されている出窓について、改めてメリット・デメリットを紹介していきます。
出窓のメリット
出窓のメリットを、4つ紹介します。
採光性:室内が明るくなる
出窓は、通常の窓に比べガラス面が広く、面数が多くなっていることが特徴です。そのため、室内に光を取り入れやすく、部屋全体を明るくしてくれるメリットがあります。
開放感:部屋が広く感じる
出窓は、窓が外に向かって張り出しており、奥行きがあることが特徴です。そのため、実際の部屋よりも室内を広く感じられるメリットがあります。
おしゃれなインテリアとして活用できる
出窓は、窓が外に向かって張り出している分、室内側にフラットな床板のスペースができることが特徴です。家の外からも室内からも楽しめる、おしゃれなインテリアスペースとして活用できるメリットがあります。
植物を育てやすい
出窓は、日光を長時間取り込みやすいため、植物を育てるために優れていることが特徴です。十分な日光を必要とする植物を育てる場合、日が回ることに合わせて植物を動かす必要がなく、冬場でも明るさを確保できるため、植物を育てやすいメリットがあります。
出窓のデメリット
出窓のデメリットを、3つ紹介します。
冬は寒く、夏は暑い
出窓のデメリットは、断熱性が低いことが挙げられます。出窓はガラス面の面積が大きいため、通常の窓と比べ、外気温の影響を受けやすく断熱性能が低くなっています。冷たい風が出窓に当たると、窓ガラスを通して室内の空気を冷やし、普通の窓以上に室内の熱を逃がしてしまいます。
風の音がうるさい
出窓のデメリットは、風切り音が発生する要因になることが挙げられます。窓が外に向かって張り出している出窓は、風が吹いている方向や空気の流れによって「ピューピュー」と笛のような音を発生させます。特に風の強い夜や台風の日は、窓辺がうるさく感じることがあるかもしれません。
結露が発生しやすい
出窓のデメリットは、結露が発生しやすくなることが挙げられます。出窓の室内側のスペースは、夏は熱気を、冬は冷気をこもりやすくしてしまいます。室内と出窓の温度差は、結露を発生させる要因となります。結露によって生じた水滴は、出窓を腐食したり雨漏りを引き起こすだけでなく、カビを発生させるため、こまめな拭き取り掃除が必要になります。
出窓でよくあるお悩み
出窓は、普通の窓と比べ下記4つのお悩みを感じてしまう可能性が高くなってしまいます。
- 冬は寒さを感じる
- 夏は暑さを感じる
- 結露が起きやすい
- 風の音がうるさい
出窓に内窓を後付けして二重窓にする理由
出窓に内窓を後付けして「二重窓にする理由」を集めてまとめてみました。
- 夏の暑さ対策になる
- 冬の寒さ対策になる
- 光熱費の節約になる
- 結露を軽減できる
- 室内の日焼け防止になる
- 防音対策になる
- 空き巣被害の抑止になる
- 補助金が利用できる
内窓の後付けができない窓
出窓に内窓を後付けできない窓もあります。
- 内倒し窓
- 内開き窓
- 上げ下げ窓
- クーラーや換気扇がついている窓
- チェーンで操作する窓
- 天窓は二重窓にできる可能性が低い
- ハンドルを回して開閉するルーバー窓
二重窓・内窓とは?メリット・デメリットや効果、窓ガラスの種類まで徹底解説
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